ビジネス演習室 初級管理者編 現場成果につながる「振り返り」とは
その理由は、どんなに優れた戦略(目標・方針・計画)や仕組みを作っても、メンバーをその気にさせることができなければ「メンバーの自律的な成長」につながらず、ほとんど成果が出ないからです。

マネジメント力強化の研修を受講された多くのご受講者が、「実践無くして、成長無し。成長無くして、成果無し」という信念のもと、「メンバーとの対話の習慣化」を決意表明されます。
ところが、その後の現場実践報告会では、「メンバーとの対話を定期的に実施できていない」とおっしゃる方が少なくありません。その理由はさまざまですが、その中でも特に気になるのは、「忙しいメンバーに上司の自分からしつこく結果を問い詰めるのは悪いと思ったから」という意見です。
なぜそう思ったのかと尋ねてみると、「振り返りとは、メンバーを監視する手段だ」というとらえ方をしているケースが多いようです。
一方で、「定期的な対話による振り返りを始めてから、メンバーから『仕事に自信が持てるようになった』と感謝された」と言うリーダーもいます。
そこで、成果の手応えを感じているリーダーの方々に振り返りとは何かと尋ねると、「振り返りとは、PDCAの機能化でメンバーの自律的成長を支援する手段だ」というとらえ方をしているようです。
次に、現場成果が上がりやすいという観点から「正しい振り返り」のポイントを、現場でありがちな落とし穴を中心に確認しましょう。
次の5つの項目の中で、ご自身に該当する項目があればチェックしながらお読みください。
セルフチェックの結果はいかがでしたか。
では、ここまでを踏まえて、「正しい振り返り」のポイントを実際にやってみましょう。
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