【ジェック通信】(サービスエンジニア向け)サンプル

2020年7月30日(木)発行

【ジェック通信】お客様先で活躍するエンジニアのためのメールマガジン(第80号)

 

このメールは、ジェックからのメール配信を希望されたお客様に配信しております。中止・アドレスの変更については、下記をご覧ください。

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ジェック 太郎 様

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新しい生活様式が求められるようになって、色々と不便を感じていたり、慣れないことでとまどったりといったことはないでしょうか?

夏の暑さ対策も、いつもと違うことが必要なようです。色々と気を配り暑さも乗り越えていきましょう!

さて、今回は、「分離動作」についてです。 メリハリのある行動が、お客様にどのように映るのか、考えていきたいと思います。

お役に立てますと幸いです。

 

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 分離動作で、差異化を図る

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ジェックの研修では、マナーのトレーニングで、「分離動作」というものがあります。

「ながら動作」とは反対のメリハリのある行動を指導します。

●声を出しながら礼をする(頭を下げる)挨拶ではなく、発声してから礼をする挨拶

●名乗りながら名刺を渡すのではなく、名乗ってから名刺を渡す

のように、発声と行動を分離することが特徴です。

特に、エンジニア向けの研修では、分離動作でメリハリのある行動をとることが、

他社のエンジニアとの差異化を図ることができるとして、指導に力を入れています。

 

では、なぜ、分離動作をおこなうと、他社のエンジニアと差異化が図れるのでしょうか? 理由は2つです。

●「メリハリのある動作で、印象が良くなる」

●「視線がお客様に向かい、声が届きやすいので、コミュニケーションを円滑にする」

まず「メリハリのある動作で、印象が良くなる」は、 一つ一つの動作が分かれている「分離動作」は、

メリハリがつきやすいので、テキパキとした印象を与えやすくなります。

 

反面、ながら動作は、一連の流れがつながっているので、メリハリはありません。

その分、「流れるような動作」「スムーズな動き」などと表現されるような洗練されたイメージを持たれるかもしれません。

しかし、そのように評されるほど、美しい動きができるようになるには、それなりの練度が必要です。

練度が低いと、「だらだらした動き」「やる気がなさそう」と評されてしまう恐れすらあります。

 

慣れていない新人でも、好印象を与えられる所作としては、分離動作が向いているのです。

また、エンジニアの独特な理由として、「美しさ」より「活気」のあるエンジニアの方が、お客様からの印象が良いという点もあります。

 

次に「視線がお客様に向かい、声が届きやすいので、コミュニケーションを円滑にする」ですが、

挨拶するときや名刺を渡すときに、発声しながら礼をしていると、視線は下を向き、声は床に届きます。

分離動作であれば、発声中は、目線はお客様と合わせることができ、声もお客様に届きます。

「ありがとう」という気持ち、「よろしくお願いします」という想いが伝わりやすいのは、圧倒的に後者です。

 

最近は、マスクをしての会話が当たり前になってきました。

表情は見えなくなり、声が通りにくくなったため、言葉以外の情報を伝えるには分離動作は有効的なのです。

 

そして、肝心なことは「お客様に体を向けている」ことです。

修理中にお客様から声を掛けられ、つい作業しながら、お客様への受け答えをしてしまいがちですが、

ここで一旦手を止めて、お客様に体を向けるようにします。

この態度だけでも、「お客様との話を大切にしている」ということが伝わります。

 

ふとした仕草で、自分を大切にしてくれているということが伝わります。

その思いが分かると、印象もよくなり、コミュニケーションがより円滑になるのです。

エンジニアへの印象が良いもので終われば、お客様が、他社のエンジニアと接している際に、

「○○会社のエンジニアは、気持ちよい対応だったなぁ」と比較されることも出てくるでしょう。

 

こういった小さな差の積み重ねが、大きな差になり、エンジニアや会社の評価につながっていきます。

ファン客を創造していくためにも、メリハリのある行動を心がけていきましょう!

 

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次回は・・・  「『なぜ?』と考えてみる」  

エンジニアにとって、故障の原因を突き止めるために「なぜ?」と考えることは、当たり前のことだと思います。  

この「なぜ?」を人とのコミュニケーションにも活用していくとどうなるか。  

次回は、コミュニケーションにおける「なぜ?」について考えます。

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以下、メールフッタ略-----