暮らし方・働き方が、短期間でがらりと変わった現在、この先、どう経営のかじを取ればいいのでしょうか？ この変化をチャンスととらえ、5回に渡り体系的かつ具体的にご紹介します。

先が見えない時代に、顧客との「共創型イノベーション」で、新たな価値をつくり、需要を産み出す。そのための戦略構築のポイントをお伝えします。

新たな価値をつくり需要を創造するには、潜在ニーズの掘り下げをいかにするかが重要です。「需要対応」から「需要創造」への戦略思考へ転換した事例をご紹介します。

第4次産業革命（Industry4.0）による科学技術の発達は、SDGs、Society5.0のように、誰もがその人らしい暮らしを手に入れることができる社会の実現に拍車をかけつつあります。さらに、世界的なCOVID-19の感染拡大は、その、暮らし方・働き方の変革に大きな影響を与えました。
このような未知の時代においての企業経営のかじ取りを模索し、事業や、お客様との関係性、そして組織の在り方を再定義しようとお考えの経営者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、未知の時代をチャンスと捉え、これからの経営の提言として、5回シリーズで、『お役立ち道の組織文化づくり』の核となる「これからの経営戦略」に焦点をあてて、実際のコンサルティング時に使用するツール（ノウハウ）を活用しながらご紹介いたします。

第3回は、「需要創造のサイクルで顧客戦略の創出」について、お届けします。
企業の使命は、市場や地域社会に貢献し続けること。いわゆる「儲け」なしでは、質の高い価値提供も、事業継続もできず社会に貢献はできません。
そして、「儲け」は、顧客接点からしか生まれません。
そのためには、需要が見えない時代においては、顧客接点で新たな価値を生み出し、顧客と共にその先の市場に役立ち続けることが求められます。
顧客から「生涯の共創のパートナー」として選ばれ続けるために、顧客接点を基点とした、新たなビジネスモデルの構築、顧客接点チームやメンバーが創造性を発揮できる組織のつくり方、そのための「お役立ち型戦略思考」の思考回路の磨き方・潜在ニーズの掘り下げ方など、具体的にご紹介します。