
【Webinar Report】お役立ちの経営戦略 (3)需要創造の顧客戦略
2020年5月28日(木)から、5回に渡って、ウェビナー「新たな『お役立ち』創出のための経営戦略とは ~未知の時代における「共創」の再定義~」を開催しました。先行き不透明な、この時代において、これからの経営のあり方・戦略のポイントは何か、人財育成の方向性など、高いご関心をいただき、多くのお客様にご参加いただきました。今回は、第3回目の様子をご案内いたします。
戦略のヒントは顧客接点から
ジェックでは、イノベーションを「お役立ちの革新」と位置付けています。
市場、特に顧客接点において、お客様の顕在的なニーズ(デザイア)ばかりでなく、潜在的なニーズ(ウォンツ)を推察し、お客様がその先の市場・お客様に選ばれ続けるための価値を、自社とお客様とで共創していくことで、イノベーションが起き、新たなお役立ちにつながります。
このお客様と自社の関係性を「共創のパートナー」といいます。
新たな価値共創のための顧客戦略は「A型発想」で
お客様から「共創のパートナー」として選ばれるためには、まず、自社がお客様がよりよくなるための、ソリューションの仮説を立て、提案をすることです。「この会社は、自社商品を我々に売り込むのではなく、うちのその先のお客様や、未来のことを本気で考えてくれる」と思っていただけるからこそ、「その先のお客様への価値提供や、未来づくりのパートナーとして、一緒にやってみようか」と思えるのです。
その際に、陥り勝ちなのが、「V型発想」と「H型発想」です。
そうではなく、「A型発想」で、両社 Win-Win であり、さらにその先の市場に対して、Win を共創する、統合型の発想です。
ジェックでは、この「A型発想」を、チャートにして、お客様へのソリューション・提案を導きだすトレーニングを提供しています。
ウェビナーの中で、このAチャートを使って、自社が促進したいことを投票していただきました。結果は以下の通りです。
以下の四つの効用のなかで貴社が促進したい項目をお選びください。(複数回答可)
-
国内外の仕入先・販売代理店との市場戦略共創会議に活用 22%
-
担当者の行動傾向と意識を踏まえた拠点支援に活用 62%
-
成功事例の他業種への横展開と、部門横断的な新商品・サービス開発会議に活用 47%
- お客様とのコンセプト合意で価格競争回避とパートナー関係促進 81%
- 上記数字は、全回答者のうち、何パーセントの方が選択したかです。文字の下のマーカーの長さで、グラフを表現してみました。正確ではありませんのでご了承ください。
「個」客戦略を、市場戦略に活かす
このAチャートは、「顧客・個客」の戦略推進・信頼関係促進に役立つものですが、この情報を集め、下記図のように情報を分類・分析していくことで、自社が目指す市場戦略が見えてくるのです。
「答えは市場にあり」。
最後に、このチャートを使って、営業戦略会議が一新した事例をご紹介して、ウェビナーは終了しました。ご興味がありましたら、下記から、Aチャートや、Aチャートのトレーニングコース(顧客創造戦略向上コース)について、お問合せください。
◆「顧客創造戦略向上コース」について更に知りたい コースご紹介ページへ >>
◆このセミナーの資料を請求する/このテーマについて相談する お問い合わせフォームへ >>
ウェビナーの全体像
- 第1回 経営幹部の役割責任 2020年5月28日
- 第2回 経営変革上の問題抽出と解決 2020年6月25日
- 第3回 需要創造のサイクルで顧客戦略の創出 2020年7月21日
- 第4回 新中長期経営ビジョンの創出 2020年8月25日
- 第5回 組織変革に向けたビジョン浸透と人財育成 2020年9月29日
新たな価値をステークホルダーと共創し、イノベーションを起していくために必要な要素を、体系化しております。その根底にあり、目指したい経営の方向性が「お役立ち道の経営」です。
ウェビナーレポートも随時更新してまいります。
◆このセミナーの資料を請求する/このテーマについて相談する お問い合わせフォームへ >>