
【セミナーレポート】安全文化を組織に醸成するには
2019年9月25日(水)、東京・池袋にて、「安全文化を組織に醸成するには」セミナーを開催しました。このセミナーは、2019年7月25日に、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2019」で開催した同テーマセミナーが、非常にご参加者の関心が高かったことから、急遽追加開催が決定されたものです。当日は、皆様熱心にお聞きくださり、あらためてお客様の関心の高さ、経営課題としての切実な想いを感じました。当日の様子をご案内いたします。
目次[非表示]
- 1.ご参加者の期待(事前アンケートより)
- 2.セミナー内容を一部ご紹介
- 2.1.安全文化を構成する8軸
- 2.2.コミュニケーションでモチベーションUPを図る
- 2.3.安全文化の醸成プロセス
- 3.セミナー終了後のお客様のお声
- 4.セミナー資料を差し上げます
ご参加者の期待(事前アンケートより)
お申込み時にいただいた事前アンケートから、このセミナーに対する期待を拝見したところ、以下のようなお声が多くありました。(アンケート結果を集約しました)
1.安全教育は、社内で実施しているが、さらに手を打つための方策を模索している
2.現場社員の安全意識に対する当事者意識が薄いので、アプローチ方法を知りたい
3.安全文化の可視化をはじめ、文化醸成のための仕組みを構築したい
4.ヒューマンエラーゼロ・削減を目指して、安全文化醸成に取り組みたい
セミナー内容を一部ご紹介
上記のアンケート内容を取り入れ、セミナーでは、「そもそも、安全文化とは何か?」という共通認識をつくるところからスタートし、安全文化醸成のための具体策についてご紹介をしました。
安全文化を構成する8軸
安全文化は、何で構成されているのかを、慶應義塾大学大学院 SDM研究科 高野研一教授が提唱している8軸をもとに理解を深めました。
リレーションの基盤
動機づけ 組織統率 責任関与 相互理解
オペレーションの基盤
危険認識 学習伝承 業務実践 資源配分
この8軸を高めることで、安全文化が醸成します。
コミュニケーションでモチベーションUPを図る
そして、「コミュニケーション」を通じたモチベーションUPを図ることが、上記8軸を高めるための重要な取り組みの一つであることを確認しました。
中でも、物事や相手のプラス的側面を相手に認識させることで、コミュニケーション対象者のモチベーションアップを狙う「ポジティブコミュニケーション」が重要です。このようなコミュニケーションは、組織の信頼関係を醸成することにもつながります。
安全文化の醸成プロセス
さらに、安全文化を醸成するプロセスとして、「見える化」→「CFS(クリティカル・サクセス・ファクター:主要成功要因。目標達成における決定的に重要となる要因)の設定」→「アクション化」を説明し、ジェックが提供する「安全文化診断」のご紹介をしました。
セミナー終了後のお客様のお声
セミナーは、当社の講師がそのノウハウやサービスをご紹介すると同時に、ご参加者同士で安全文化について情報交換をしていただきました。皆様、熱心にご参加いただきました。
終了後にいただいたアンケートの一部をご紹介します。
●安全文化を構成する8軸の説明。8軸がそれぞれ結びつくという説明が大変参考になった
●判断、行動は変えることが大変であるが、どのように実施して改善していくかが理解できた
●分かっていても最終的にはコミュニケーションと信頼関係の構築がすべてに影響を及ぼすということがわかった
●「当たり前」を根付かせるという考え方。負の「当たり前」があるということが印象に残った
●問題の見える化を自分の事業所でも実施してみたいと思った
ご参加いただきました皆様の安全文化の醸成を通じた、ヒューマンエラーゼロ・削減が実現し、信頼される企業としてのご発展を祈念いたします。
セミナー資料を差し上げます
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