速報:2019年 新入社員の「意識調査」結果

例年3月・4月は、多くの企業様で、新入社員研修をご実施いただいております。その中で、一社単位で行うのではなく、各社1名から数名様ずつがお集まりいただく「公開コース」があります。そのコース内で行った「社員意識調査結果」をまとめました。データを集計したのみの速報値ですが、新入社員の皆様の傾向の把握にお役立てください。

目次[非表示]

  1. 1.公開コース:新入社員研修「社員意識調査」結果(速報)
  2. 2.担当インストラクター所感
    1. 2.1.プラス点
    2. 2.2.マイナス点
  3. 3.ご受講者の感想より
    1. 3.1.まずやってみる
    2. 3.2.仕事と私生活の両方の充実を
    3. 3.3.目標や方針を理解し責任を果たす
    4. 3.4.自分の幼弱性がわかり成長につながった
    5. 3.5.お客様を創造することの重要性
    6. 3.6.社会に貢献し役立ちたい
    7. 3.7.自己嫌悪から自己肯定へ
  4. 4.継続的かつ職場ぐるみの育成で、職場全体の成長の機会に!


公開コース:新入社員研修「社員意識調査」結果(速報)


​​​​​​​<五つの意識> 各項目25点満点。20点を超えると、その意識が高いと判定する。

Ⅰ.職業人の意識:地道な努力を大切にし、言われた通りにまずやってみようとする意識 

Ⅱ.自己実現の意識:能力や個性を思う存分発揮しようとする意識 

Ⅲ.貢献・報酬の意識:百の知識よりも、一つの成果、業績を重んじようとする意識 

Ⅳ.組織活動の意識:規則に従い連絡を密にしようとする意識 

Ⅴ.人間関係の意識:相手を尊重し礼儀作法を配慮しようとする意識 


<集計データ数>

2019年3月~4月実施「ジェック新入社員基本能力体得コース」公開コースご受講者 232名


<調査目的と調査方法>

●目的:新入社員自身が、自分の企業人としての意識傾向を確認し成長の方向を知るため

    統計データを出すことで、新入社員の意識傾向を把握するため

●方法:研修開始冒頭に実施。50問の設問に対し、「そう思う」「わからない」「そう思わない」の三択式で回答


当初、昨年のデータも一緒にグラフ化してみましたが、ほとんど結果が変わらず、5角形が重なったため、2019年のみにしました。


2019年(232名)
12.5
13.3
13.8
14.9
15.0
2018年(232名)
12.3
13.3
13.4
14.6
15.2
2017年(260名)
13.2
14.3
13.9
15.3
15.4

2019年と2018年は、数値の差はほぼありませんが、2017年に比べると、総じて低くなっています。一般的に、「買い手市場」といわれる就職難の時期は、意識が高まり、「売り手市場」といわれる時期は、意識が低くなる傾向が見られます。リーマンショック以降の回復と、2020年開催のオリンピックや、訪日外国人数(インバウンド)の増加などで、景気が良くなり、新卒採用も活発化してきていることが影響していると思われます。

また、公開コースご受講人数が減っていることについても、大手企業が新卒採用を活発に行い、公開コースをご導入されることが多い中小企業が採用難に見舞われていることも要因にあります。

例年7月には、公開コースに加え、一社コースのデータも加え、「“企業人としての意識”調査報告」として公開しています。過去15年間の推移もご覧いただけます。

昨年(2018年)の意識調査結果をダウンロードする >>



担当インストラクター所感

今回、公開コースを担当したインストラクターの所感をお伝えします。


プラス点

●就職環境が良いなかでの入社ではありますが、数年前の方々と比べて、「素直な方が多い」という印象を持ちました。反抗的であったり、斜に構えたり、ばからしいといった態度を見せる方はなく、真面目に一生懸命に取り組む姿勢がありました。

●準備することはきちんとやってきており、時間の守り方や取り組み姿勢は自分たちで律し、新しいことも楽しみながら積極的に、なんでも「まずやってみよう」とする姿勢がありました。

●3日間を通じて素直さと積極性を感じ、基本動作のテストにおいても自らの限界にチャレンジする傾向がありました。

●仲間と良い関係を築き、共にいいものを創ろうとすることに積極的な姿勢が目立ちました。グループ活動はアイデアをどんどん出しながら創造的な活動時間となりました。


マイナス点

●グループの中に埋没して、自分だけが目立たないことを第一にしているように感じました。

●ここ数年、依存・逃避性が多い傾向がありましたが、仲間にアドバイスを求めず自分だけ違う方向に進んでしまう方、マイナスポイントを指摘されると「学生時代はできていた」など言い訳を言う方、もっと積極的になりますと発言しながら行動が伴わない方など、観念性の傾向が強くなっているように感じます。

●決められたことに対しての反応は良いのですが、感想文など、自分の考えをまとめて表現するという作業には時間がかかる人が多くなりました。

●ある時間帯で、がむしゃらに取り組む、仲間とわーっと盛り上がるなどの集中した取り組み姿勢は薄いと感じました。常に一定の態度で臨んでいることが良いこともある反面、仕事においても、集中して取り組むなどの姿勢がみられるのかどうかが懸念されます。

いずれにしても、方向性を示したり、うながしたりすると、素直に行動したり、行動の修正が見られたりしました。

※なお、この所感は、全体の傾向をまとめたものではなく、担当したコース内で把握した傾向ですので、ご了承ください。



ご受講者の感想より

ご受講者の声(感想文)を一部ご紹介します。(わかりにくい表現や、間違った表現は、少し変えているものもあります)
様々な角度から学びを得ていただいていることがわかります。


まずやってみる

初めはマナーを習得するコースだと思っていたが、自分の行動を変えるための内容であった。一番大事だと思ったことは「まずやってみる」である。人前で意見言うことが苦手であったが、チャレンジしたことで、皆に「よかったよ」と言われて涙が出そうになった。そしてまた、チャレンジしてみようと思えた。「まずやってみれば」今後の自分は良い方向にいくと思えた。


仕事と私生活の両方の充実を

仕事と私生活を完全に切り分けて考えていたが、それぞれ重要で、互いに影響をあたえることから、両方を充実させていくことが必要だと学んだ。


目標や方針を理解し責任を果たす

組織の項目では、一人ひとりが目標や方針を理解し責任を果たすことの重要性を学び、「百の知識より一つの成果」「一人は皆のために皆は一人のために」の行動理論が印象に残った。


自分の幼弱性がわかり成長につながった

組織の疑似体験のグループづくりでは自分から積極的に役割を決めることができず、その後、幼弱性傾向を学んだときに、自分は依存性が高く人に甘えてしまう傾向にあることを知ることがきた。またその克服のために何をすべきか、メタ認知の観点から知ることができ、自分の成長につながったと感じた。


お客様を創造することの重要性

企業活動の流れでは、お客様を創造することの重要性を知ることができた。


社会に貢献し役立ちたい

接遇基本動作、電話応対、名刺交換など仕事で必要なことも練習すればできるようになるので、失敗を恐れず、失敗したら反省し、きちんとできるようになり、社会に貢献し、役に立っていきたいと感じた。


自己嫌悪から自己肯定へ

ポジティブサイクルという自信を持つための考え方は、今まで失敗を極端に恐れており、「失敗をする自分はダメな奴だ」という自己嫌悪があったが、「失敗することで今の自分から確実に成長できるぞ」という自己肯定に変える。その考えの切り替え方を学べたことで、基本動作やあいさつなどを確実に行い進化できるようにしたい。



継続的かつ職場ぐるみの育成で、職場全体の成長の機会に!

新入社員研修の中で、「新入社員だからこそ会社に貢献できること」として、以下のメッセージを送ることがあります。

●学びたてのピシッとした基本動作や、大きな声での挨拶、好奇心に満ちた態度は、職場に活気を与え、初心を思い出させるチャンスになります。

●あなた方を教えることに関わる人たち(上司や先輩・同僚)が、教えることを通じて、仕事の基本の大切さや、自分自身の基本が崩れていることに気づき、仕事に対する姿勢を正す機会になります。

つまり、新入社員が職場に配属され、育成に携わるということは、その新入社員の方のみならず、職場全体が成長する良い機会となります。ぜひ、この機会をいかして、職場の活性化を推進してください。



ジェック


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