答えなき時代こそメタ認知することの重要性

答え無き時代こそ「メタ認知」することの重要性 ~成功確率の高い思考プロセスの判断基準~

皆さまからいただいた質問にお答えする形で一緒に深めていきたいと思います。


Q なぜ優れた経営者はメタ認知の達人なのでしょうか?


A メタ認知とは、自分の行動とその行動に影響を与えた行動理論(考え方)を客観的に分析し修正することです。優れた経営者とは企業理念に基づいて自社の業績を上げ続けるために、「戦略創出」と「人財育成」と「組織風土革新」に誠実に取り組んでいる方といえます。 


事例として 6 店舗、100 人以下の従業員規模から 10 年間で 1300 店舗、2万 5000人以上の企業に育て上げたスターバックスの CEO ハワード・シュルツさんの有名な逸話をご紹介します。


ある時、彼は既存店の収益率の伸び悩みに着目して、会計上の数字だけではなく店舗の現場を観察しながら収益減少の根本原因を考えていたそうです。慣れないスタッフは笑顔であいさつすることもなくお客さまを効率よくさばこうとしていて、店長はバックヤードのパソコンの前で本社への報告書類作成など膨大な事務作業に追われて、お客さまとスタッフに気を配れていない状況からメタ認知を行いました。


それは「従業員が悪いのではなく、スターバックスのミッション(顧客における存在価値)から大きく離れていても本質的な打ち手を講じてこなかった経営幹部側の育成責任にある」と判断したのです。


その後、1 週間にわたり全店舗の休業命令と全従業員のミッション教育に600万ドルに及ぶ投資を決断し、数年後は投資額の何十倍もの収益を上げることができ、業績を安定軌道に戻せました。


このように、メタ認知力の習慣化は成功確率の高い方向で意思決定を行うことができる優れた経営幹部の共通項ともいえます。


メタ認知の詳細についてはこちらをご覧ください。


AmazonKindle

(Amazon Kindle サイトに移ります)


徐 民教 Seo Mingyo

徐 民教 Seo Mingyo

株式会社ジェック  韓国大邱広域市生まれ 生活用品専門商社を経て、2006年ジェック入社、コンサルタントとなる ■お役立ちコンセプト 「社内外でお役立ちできる喜びを自らつくり出せる自律型人財づくり」と「市場貢献に向けて結束してチャレンジできる組織風土革新」のご支援を通じてお客様の持続的発展に貢献することが私の働き甲斐です。
いのくり Profile
いの べいた
猪突猛進ならぬ、あちこちキョロキョロ好奇心旺盛で沢山の引き出しを持っている、クリエイティブないのしし。

くり えいと
固定観念にとらわれず、硬い殻を破るのはお手のもの。新しいことが大好きなイノベーティブなくり。

経営変革を実現します

お客様がその先のお客様に選ばれ続けるために、ジェックは「共創型コンサルティング」でご支援します。
メールマガジン配信希望・お問い合わせはこちらから。