
答え無き時代こそ「メタ認知」することの重要性 ~組織文化づくり~
このシリーズでは、皆さまからいただいた質問にお答えする形で一緒に深めています。
Q 組織文化づくりにおける行動理論改革の役割とは何ですか?
A 昨今のような激変の市場環境において、日本の産業界では業績低迷を打開するために新しい戦略づくりや人財育成のほかに、「組織文化革新」への関心が高まっているようです。そのためにミッションやビジョンを打ち出したり、現場とのコミュニケーションの機会を増やすなど様々な手を打たれているようです。
ちなみに、組織文化とは「組織の大多数のメンバーが共有している価値観とそれに基づく行動様式の集合体のこと」とジェックでは定義づけております。
つまり、「組織文化とは、その組織の大勢が当たり前だと思っている考え方や慣習」と言い換えることができます。この組織文化に最も大きな影響力を与えるのがリーダーの皆さんであることはよく知られていることでしょう。なぜなら、メンバーはリーダーが期待もしない方向で革新的に考えて行動し続けることが難しいからです。
しかし、リーダーの皆さんは「組織文化の革新は会社の評価制度や組織戦略や本部の方針次第」などと他律要因に原因を求めてしまう傾向が少なくないようです。
だからこそ、「組織文化の革新は自分の意識と言動次第」と深く自覚することが組織文化革新の大前提となります。
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