
答え無き時代こそ「メタ認知」することの重要性 ~「自律型人財づくり」に必要なものは何ですか?~
このシリーズでは、皆さまからいただいた質問にお答えする形で一緒に深めています。
Q 「自律型人財づくり」に必要なものは何ですか?
A 顧客起点の需要創造型マーケティング戦略と、現場主導のイノベーション戦略が創出できる「自律型人財づくり」のご相談の際には自信をもって次の三原則を申し上げております。
第一、行動の原理原則(行動理論)の修得です。なぜなら、同じような内的資源(知識やスキル、情報、経験など)をインプットしても、自律型人財の行動(戦略立案、現場実践、内省と修正など)としてのアウトプットには従属的依存意識の高い人々とは大きな差があるからです。 したがって、どんなに頭が良くても、どんなに努力をしても、たとえ運に恵まれてさえも、成功確率の高い行動の原理原則を修得しないと、決して自律型人財としての持続的成長と成果は期待できません。
第二、実践を通じた価値観化です。なぜなら、自律型人財は成功確率の高い原理原則を学ぶだけではなく、意識的に現場実践をし続けて成功体験を積むことで肚に落としているからです。したがって、最初は慣れない行動の原理原則ですから意識的に実践しますが、当たり前のように実践できる習慣化が自律型人財育成には不可欠です。
第三、内省的実践力の強化です。なぜなら、自律型人財は上司の指示命令がなくても当たり前のように自分の実践状況を客観的に振り返り、その勝敗の原因を他ではなく自分の内面に求めて自ら修正していくことができるからです。
「自律型人財づくりの三原則」は研修内容を実践する際や、部下の OJT 指導の際にご活用ください。
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