
答え無き時代こそ「メタ認知」することの重要性 ~価値観化~
このシリーズでは、皆さまからいただいた質問にお答えする形で一緒に深めています。
Q なぜ、研修後の自主的な行動変容が見られないのでしょうか?
A 研修では盛り上がっていたのに現場に戻ると熱が冷め、行動変容が見られなくなったという話をよく聞きます。
そのヒントは「行動理論改革モデル図」のなかの「価値観化」にあります。
今回は価値観化の第1ステップである「取り入れ」について考察します。
取り入れとは正しい行動理論を意識的に自分の価値観として取り入れることです。そのために必要な要素は、価値観化の右にある「行動理論」と価値観化の上にある「内的資源(知識、情報、経験など)」です。この取り入れを効果効率的に進めるためには「見える化(文字化)」が重要です。
なぜなら、行動理論と情報、活動などを見える化することで取り入れの状態を自己分析しやすいからです。
ジェックでは行動理論の見える化がしやすいように3階層(心得モデル、因果理論、観)の表現に分けており、どの表現からも分析しやすいように整理しています。
また、情報の見える化がしやすいように顧客創造戦略Aチャートや戦略的創造的問題解決 MKチャート、ビジョン実現 CKチャートなどを用いてマーケティングとイノベーション戦略構築に活用します。
◆大きく関連するコース例
さらに、活動の見える化がしやすいように商談の作戦表やアクションプランシート、個別提案書などのワークシートを活用します。
以上のように、研修時のみならず研修後も意識的に正しい行動理論に基づいて知識、情報を積極的に取り入れて、現場実践を繰り返し成功体験を積むことが行動理論改革に不可欠です。
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