
仕事のコントロールは自分次第か?
先日、ある企業様でタイムマネジメントコースが実施された。
生産性の向上(業務の効率化や、残業を減らす)といったことが期待された。
このように、業務の効率化への取り組みに、着手されている企業様は少なくない。
参加された皆さんからこのような意見があがる。
タイムマネジメントのために意識して取り組んでいること
・(仕事をしながら)進捗度合いを記録する
・仕事の準備と完了したときの振り返りの時間をとる
・スケジュール帳やタイムテーブルを事前につくる
・終わりの時間を設定する
問題点や悩み
・予定外に仕事がはいってくる
・仕事の優先順位や見通しがつけられない
・複数の仕事を同時に行っているため終わりが見えにくい
・やらない仕事を決められない
・自分だけでなくチーム全体の仕事があるので調整しにくい
これらの意見によると、単純に生産性をあげて残業を減らす、働き方改革のため、創造業務にシフトするため、というそもそもの会社側の動機に立ちふさがる様々な事実(仕事の裁量がない、判断を任されていない)が垣間見られる。
そのような中で、タイムマネジメントに関する課題の認識合わせと、時間活用シートの業務分析(緊急度と重要度)、自身の役割認識、グループワークと共有を行なう。
それを通じて、自身の価値観の振り返りや所属している企業の方針・戦略と日常業務の連鎖、部門間連携、人を育てるマネジメントなどの課題に自ずと目が向く。
ほとんどの場合、人は一人では仕事ができない。
関わる人達との課題解決なくして問題は解決しない。
一人ではコントロールできない仕事でも、組織なら可能だ。
お役立ち道経営と「タイムマネジメント」
タイムマネジメントで最も重要な行動は、自己観察、自己評価、自己改善のサイクルを通じて自分自身の時間を理解することです。これにより、時間の使い方を評価し、問題がある場合は改善策を見つけることができます。自己観察、自己評価、自己改善のプロセスを通じて、自分の強みや弱みを理解し、個人的な成長を促すこともできます。