
仕事のコントロールは自分次第か?
先日、ある企業様でタイムマネジメントコースが実施された。
生産性の向上(業務の効率化や、残業を減らす)といったことを期待しての実施でした。
このように、業務の効率化への取り組みに、着手されている企業様は少なくありません。
コースの中で参加された皆さんからこのような意見があがりました。
■タイムマネジメントのために意識して取り組んでいること
(仕事をしながら)進捗度合いを記録する
仕事の準備と完了したときの振り返りの時間をとる
スケジュール帳やタイムテーブルを事前につくる
終わりの時間を設定する
■問題点や悩み
予定外に仕事がはいってくる
仕事の優先順位や見通しがつけられない
複数の仕事を同時に行っている
やらない仕事を決められない
自分だけでなくチーム全体の仕事があるので調整しにくい
これらの意見を見ていると、単純に、生産性をあげて残業を減らす、働き方改革のため、創造業務にシフトするため、というそもそもの動機に立ちふさがる様々な障害が感じられます。
そのような中で、タイムマネジメントに関する課題の認識合わせと、時間活用シートの業務分析(緊急度と重要度)、自身の役割認識、グループワークと共有を行ないました。
それを通じて、自身の価値観の振り返りや所属している企業の方針・戦略と日常業務の連鎖、部門間連携、人を育てるマネジメントなどの課題に自ずと目が向いていきます。
つまり、きっかけの行動に移ったところで、ここからが本番です。
ほとんどの場合、人は一人では仕事ができません。
関わる人達との課題解決なくして問題は解決しないとも言えます。
(たま)