ご存じのようにサブプライム問題を引き金として、2008年9月リーマンブラザーズの経営破綻⇒世界同時株安⇒世界的金融不安が訪れ、今、世界同時不況が危惧されるこの大激変の時代において、何をモノサシに判断すればよいのかがわからずに多くのビジネスマンや企業が悩んでいます。
このような大激変のときにこそ、自分の中に揺らがない錨(判断の中心軸)を創る必要があるのではないでしょうか? そうしないと、変化の嵐に振り回されるだけになってしまいます。
そこで2009年は、どんなに時代が変わろうと、失ってはいけないもの、不易なるものを探る予定です。
例えば、タービュラントな時代、人はどうあるべきか? 企業はどうあるべきか? 人の生き方はどうあるべきか? 激変する一時流行に振り回されて、千載不易の部分、人間と組織の原点を忘れているのではないか? 今だからこそ、人と組織のあり方の原点をもう一度見直したいと思います。

『行動人』年間テーマ(連載タイトル名)を、師であるP・F・ドラッカーの名言や考え方も随所に紹介しながら、ジェックとは別の切り口で解説します。
【著者プロフィール】
産業能率大学名誉教授。国際経営評論家。NHKのテレビ番組「英語で勝負」、「英語ビジネスワールド」でもおなじみ。
【主な著訳書】
「ドラッカーが語るリーダーの心得」 「ドラッカーとの対話」 「世界の経営思想家たち」
「仕事ができる人は知っている-古典に学ぶビジネスの知恵」 「1分間マネジャー」など多数
『行動人』2009年表紙は、年間テーマの『不易なるもの』の一つである文字(漢字)をデザインして展開していく予定です。どうぞお楽しみに!
1967年福岡生まれ。88年よりフリーとして活動開始。92年、本田技研前社長川本伸彦氏、今は故人となったF1ドライバー アイルトン・セナ氏のために作品を制作。同年、俳優の夏木陽介氏の愛車をモチーフに作品を手がける。2002年からは似顔絵にも挑戦。現在、イラストレーター・似顔絵師・ライター・ヒューマンアカデミー福岡校非常勤講師とマルチに活躍中。
「行動理論」は、私たちの業績・成果を左右し、人生の幸・不幸を左右します。
だから、『行動人』は、「行動理論」に着目し、さまざまな話題を提供します。
例えば、
① 行動理論とは何か?
② 業績・成果につながる、正しい行動理論は何か?
③ どうしたら、行動理論は変えられるのか?
など、『行動人』読者の皆さんがビジネスに成功し、 幸せな人生を築いていくための一助になれば幸いです。
① 人生は日々の「判断」の積み重ね。業績は「行動選択」の積み重ね。
私たちは時と場合に応じて「判断」し、「行動」を選択しています。
日々の「判断」&「行動選択」の積み重ねが、仕事の成果を左右し、
それぞれの人生をかたちづくります。
② 『行動理論』が、「判断」&「行動選択」を方向づけています。
「判断」や「行動選択」の基準となっている、「その人なりの信念」。
それが『行動理論』です。
『行動理論』が変われば、「判断」「行動選択」の方向性が変わります。
*「信念」とは、「信じていると言っていること=信奉理論」ではなく、
「本当に信じ、それに基づき判断し行動していること=実践理論」です。
それは、本人にとって当たり前すぎることなので、かえって自覚しづらいのです。
③ 『行動理論』は「タテマエ」ではなく「ホンネ」のことです。
口でいくら立派なことを言っても、
実際の「判断」や「行動」が伴わないのは、
それが「単なる知識」だったり、「タテマエ」だったりするからです。
人は、「タテマエ」で「判断」「行動」するのではなく、
「ホンネ」に基づいて「判断」「行動」します。
*「タテマエ」で行動しているように思える場合でも、 「この場は、『タテマエ』に沿って行動しないと、マズイだろう」 という「ホンネ」に基づいて、行動しているのです。
『行動理論』とは、実際の「判断」「行動」を方向づけるもの。 言い換えれば、その人の「ホンネ」のことです。
だから、『行動理論』が変わると、「生き方」が変わり、「業績・成果」が変わるのです。
*どんなに多くの知識を身につけ、タテマエを学んでも、 また、どんなに努力しても、頭が良くても、運に恵まれてさえも、 もし、『行動理論』が誤っていたならば、自ら道を誤ってしまいます。



























