






ソリューション方向に組織を変革するのは、決して容易なことではありません。長く続いた右肩上がりのビジネスモデルが、社内外にでき上がってしまっているばかりか、社員の「脳」や「腕(技術)」までが「過去のビジネスモデル化」しているからです。「使わない脳や腕」は退化してしまうがゆえに、リハビリが不可欠です。
売るための手段としてのソリューション戦略では、お客様は、自社都合の匂いを敏感に察知します。「お客様がその先のお客様に選ばれ続けるソリューションになっているから、自社が選ばれ続ける」のです。“先義後利の精神”と“自社理念の基本スタンス”を忘れてしまったとき、自社の戦略そのものが“落とし穴”になりかねません。
かつては、営業部、技術部、生産部など、同じ機能で分けた部門構造のほうが効率的でした。しかし、お客様の気づいていないニーズやウォンツに迅速に対応するには、市場起点の柔軟な複合型組織が求められます。つまり「ニーズに対応する柔軟さ」と「機能中心組織」のねじれが“落とし穴”になるのです。
効率的に仕事が流れる仕組み・・・これに準じるだけでは新しい市場に対し、何かを生み出すゆとり、隙間が取れません。新たな情報を収集する新しい工程を仕事に組み込むなど、価値を創造する仕事の流れが必要です。つまり、効率中心に作られた過去のオペレーションが「価値創造」の“落とし穴”になってしまうのです。
経営トップが考え、現場が忠実に動く。長年そういう人材が求められてきました。「市場の要求にいち早く応え、ないものを創り出せ」と今急に求められても、残念ながら思考回路が鍛えられていない・・・。「自ら考え組織を生かして実現できる人材」を育てないと“落とし穴”になりかねません。
「良いものを作れば売れる」時代には、ひたすら足を使い数多く売った人がヒーローでした。市場環境ががらっと変わった今、そのヒーローが再びチャレンジャーに変身できるか・・・大きな課題であり、それがクリアできないとなると“落とし穴”となる恐れがあります。「市場が変われば、過去の栄光は通用しない」のです。
戦略が変われば、やり方も変えなければと薄々感づいていても、自分を変える努力をするより、従来のやり方で通用しないソリューション戦略を批判するほうが楽なものです。「市場が変われば、仕事のやり方も変わる」のが大原則であり、過去のやり方が“落とし穴”となり得るのです。
「持ち家と自家用車こそが成功の証」。いまだにここから抜け出せないマネジャーは多くいます。しかし、もうひとつの大きな側面、「お客様の成果向上に自分が必要とされているという実感」。ここから得られる喜びこそが、もうひとつの大きなビジネス人生成功の証ではないでしょうか。この震えるような喜びを得られるという内面的な動機づけで、自己変革力を強化できる人財を育成するマネジメントが必要不可欠です。

ソリューション方向に組織変革を推進する際には、このような“落とし穴”はいくらでも、いくつも出てくるものです。そうは言っても、経営者は、これらの“落とし穴”を予め予測し、回避する手を打つ責任があります。「どこまで本気で、お客様の成果のためにとことんお取り組みしていくか」ここに、まず経営者が腹を固めて本気になる。そうでなければ、ソリューションが頓挫するどころか、お客様や社員をただ不幸にするだけになってしまいます。
ソリューションを実現する組織への変革のプロセス。多くの成功企業がこのプロセスをたどり、現在、輝きを放つ業績を出しています。そこにたどり着くまでの“落とし穴”から這い上がる知恵、そして事前に“落とし穴”を予測し適切な打ち手を考える知恵・・・・・・JECCは、そのノウハウと実績で、御社の経営変革を一緒に進めていきます。




























